高まる「無人コンビニ」への期待

2019年3月、中国深センにある無人コンビニ(便利店)へ行ってきました。

皆さんは、「無人」という言葉から何を想像しますか?万引き防止の仕組みやレジ(精算)での清算方式でしょうか?例えば、商品一つ一つにICタグを付けておき、陳列棚から商品を取り出した瞬間に代金をカウント(陳列棚に商品を戻した瞬間にマイナスカウント)するなど、コンビニ側の「ビジネス」として成立することを前提に考えませんか?

しかし、実際に視察した限りでは、万引き防止策としては監視カメラを至る所に設置して来店者の写真や動画を撮影しているだけ。また、レジの自動化に関しては、なるほどなと感心するような機能は見ませんでした。強いてあげれば、スマホを忘れたら入店することすら出来ないという、便利店(中国のコンビニの呼び方)ではなく不便店だなと感じました。

働き手不足の解消問題、いずれ日本のコンビニに導入できる仕組みが出来ると思いますが、中国方式の無人コンビニをそのまま日本に導入することは確実に不可能であり、仮に導入してもマイナス効果しかないでしょう!